現在、縮毛矯正では色んな手法が産み出され、様々なキャッチコピーでお客様にアピールしています。

それぞれが『髪に優しい』『ノンダメージ』『自然な仕上がり』などのコピーを掲げていますが、結局どれが最良なのでしょうか?

先に述べた通り、縮毛矯正は○○の薬剤を使ってるからとか、○○の技術だから良い仕上がりになるのではありません。

毛髪は弱酸性なのにアルカリ性の1液を使うから髪が傷むと言って、ノンアルカリの1液を使っているから髪に優しいと説明している縮毛矯正もありますが、そもそも1液の作用は還元といって毛髪の形状を変える準備をする(タンパク質の結合を切って髪を軟らかくする)ことです。

酸性であれ、微粒子がキューティクルを開かずに浸透するのであれ、『髪に優しい』と謳う1液は、還元力が弱いためにクセが伸び難く、その分熱処理の際に強い力を加える必要があるので、テンションのかけ過ぎでダメージを与えるリスクがありますし、放置時間が長過ぎれば、還元の作用が行き過ぎて髪がダメージを受けるのは、どの薬剤も同じです。

熱処理にも一般的なストレートアイロンを用いる方法やドライヤーを用いてブローで仕上げる方法などがありますが、加温する際の髪の状況が違うので、単純に温度だけを比べてどちらが良いとも言えません。それぞれを個別に解説してもキリがないので、細かいことはまた機会があれば解説したいと思います。

私は他の多くの縮毛矯正技術について否定するつもりはありません。ただそれぞれにメリット・デメリットがあり、どのような癖毛の方に向いているかが理解出来ていればいいのです。
…..が、残念な事にメリット・デメリットどころか自分が行っている縮毛矯正についても曖昧な知識しかなく、どのようなお客様にもマニュアル通りのワンパターンな施術を行う美容師も少なからずいるようです。

オールジーヘアでは、的確な毛髪診断とカウンセリングを基に、主にアルカリ性の1液を使用することで髪を適度に膨潤させ、緻密なアイロン技術で潤いとツヤのあるしなやかなストレートヘアを実現し、2液でしっかりとその状態を固定することで、半永久的に持続する縮毛矯正を提供しています。

※的確な毛髪診断を行う為に、パーマ・カラー・縮毛矯正の履歴やホームケアの内容等をお伺いしています。隠れダメージを見逃さない為に、分かる範囲で結構ですので隠さずにお答えください。
初回ご来店のお客様はカウンセリングに時間がかかる事がございます。何卒ご了承ください。